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サウンドマスキングのデメリットとその対策

執筆者の写真: 俊一 村越
俊一 村越
8月25日
読了時間: 8分

更新日:9月9日

「サウンドマスキングを導入して、本当に効果があるのだろうか」

「マスキング音がうるさくて、逆に仕事の邪魔にならないか心配」


サウンドマスキングを検討する中で、このようなデメリットが気になる方もいるでしょう。実際、サウンドマスキングはどのオフィスでも同じように効果を発揮するわけではありません。目的や設置条件が合っていなければ、期待した効果を得られなかったり、マスキング音を負担に感じたりする可能性があります。


この記事では、導入前に知っておきたいサウンドマスキングのデメリットと対策、サウンドマスキングが向いているケース・向いていないケースを整理します。


 また、サウンドマスキングの効果や費用、導入方法など幅広く知りたい方は以下の記事にも参考にしてみてください。

【完全ガイド】サウンドマスキングとは?仕組み・効果・費用・オフィスでの導入方法までわかりやすく解説
www.officekeshiki.com
【完全ガイド】サウンドマスキングとは?仕組み・効果・費用・オフィスでの導入方法までわかりやすく解説
「周囲の会話が気になって、仕事に集中しづらい」「打ち合わせの内容が周囲に聞こえていないか心配」 オープンな執務スペースやフリーアドレスのオフィスでは、このような「音」に関する課題が生じることがあります。 こうしたオフィスの音環境を整える方法の一つが、サウンドマスキングです。 この記事では、サウンドマスキングの仕組みや効果、使用する音やスピーカー、導入方法、費用、注意点まで、導入を検討する際に知っておきたい基礎知識をまとめて解説します。なぜ今、オフィスでサウンドマスキングが注目されている? 働き方やオフィスの使われ方が変化するなかで、仕事中に聞こえてくる「音」は、オフィス環境を考えるうえで無視できない要素になっています。まずは、日本のオフィスワーカーを対象とした調査から、現在のオフィスが抱えている音の課題を見てみましょう。◼︎周囲の会話や電話音が集中を妨げる要因になっている 株式会社オカムラがオフィスワーカーを対象に行った調査では、集中を妨げる要因として「周囲の音(会話・電話やウェブ会議の音)」と「周囲の人から話しかけられること」が上位2項目に挙げられています。 集中しやすい環境にも個人


サウンドマスキングにはデメリットもある|導入前に知っておきたいこと



サウンドマスキングデメリット 打ち合わせ時のサウンドマスキングがうまく機能していない様子

サウンドマスキングは、すべての音問題を解決できるものではありません。導入前に、できること・できないことと、運用時の注意点を把握しておく必要があります。


◼︎完全な遮音はできず、効果には限界がある


サウンドマスキングは会話を聞き取りにくくする手法であり、声そのものを消すものではありません。高い機密性が求められる空間では、防音・遮音など別の対策が必要になる場合があります。


◼︎音量や設置条件によっては不快に感じることがある


必要以上に音量を上げると、マスキング音そのものをうるさく感じたり、業務を妨げたりする可能性があります。また、スピーカーの位置や対象範囲が合っていないと、十分な効果を得られないこともあります。そのため、実際のオフィス環境に合わせて音量や設置位置を調整することがポイントです。


【出典】

ヤマハ「スピーチプライバシーシステム FAQ」


サウンドマスキングの主なデメリット3つ



サウンドマスキングデメリット サウンドマスキングの音量が大きすぎて気になっている様子

ここからは、サウンドマスキングを導入する前に把握しておきたいデメリットを3つに分けて紹介します。


◼︎【サウンドマスキングのデメリット①】会話や音を完全に消せるわけではない


人事面談や役員会議など、会話をできる限り外部へ漏らしたくない場面では、サウンドマスキングだけで十分とは限りません。高い機密性が必要であれば、壁やドアの遮音性能なども含めて対策する必要があります。


◼︎【サウンドマスキングのデメリット②】マスキング音が負担になる場合がある


音量が大きすぎたり、音質が空間に合っていなかったりすると、マスキング音そのものが気になることがあります。音に対する感じ方にも個人差があるため、設定値だけで判断せず、実際にその場所で働く人の反応も確認しましょう。


◼︎【サウンドマスキングのデメリット③】場所によって効果にばらつきが出る


スピーカーとの距離やレイアウト、周囲の暗騒音などによって聞こえ方は変わります。ある席では効果を感じても、別の席ではマスキング音だけが目立つといったこともあるため、導入後の確認と調整が必要になります。


サウンドマスキングのデメリットを抑える3つの対策



サウンドマスキングデメリットを抑えるポイント

デメリットの中には、導入前の設計や運用方法によって抑えられるものもあります。


◼︎【サウンドマスキングの対策①】改善したい場所と音を具体的にする


「オフィスの音が気になる」だけでなく、「打ち合わせスペースの会話が執務席まで届く」など、課題を具体化します。対象を絞ることで、必要以上に広いエリアへマスキング音を流すことも避けやすくなります。


◼︎【サウンドマスキングの対策②】実際のオフィスで試しながら調整する


音量は小さめから始め、会話の聞こえ方とマスキング音の存在感を確認しながら調整します。可能であれば一定期間試し、時間帯や在席人数が変わったときの感じ方も確認すると判断しやすくなります。


◼︎【サウンドマスキングの対策③】課題に応じてほかの対策と組み合わせる


会議室からの音漏れそのものを減らしたいなら遮音、室内の響きを抑えたいなら吸音など、目的によって適した対策は異なります。サウンドマスキングだけで解決しようとせず、必要に応じて複数の方法を組み合わせましょう。


サウンドマスキングの適性診断



サウンドマスキングデメリット チェックリスト

サウンドマスキングが適しているかは、オフィスで抱えている音の課題によって異なります。以下の項目から、自社の状況に近いものを確認してみましょう。



◼︎4〜6個当てはまる場合


サウンドマスキングとの相性が比較的よいと考えられます。対象エリアを決め、実際の環境で試しながら導入を検討するとよいでしょう。


◼︎2〜3個当てはまる場合


サウンドマスキングが有効なケースもありますが、まずは音の課題を具体的にすることが大切です。遮音や吸音など、ほかの対策も含めて比較しましょう。


◼︎0〜1個の場合


サウンドマスキング以外の対策が適している可能性があります。特に「音を外部へできる限り漏らしたくない」、「室内の反響を減らしたい」といった課題では、遮音・吸音を優先して検討するとよいでしょう。


ただし、この点数は医学的な診断のような根拠のあるスコアではなく、あくまで記事内での目安です。そのため「○個なら導入すべき」と断定せず、検討する対策を絞り込むための簡易診断としてご活用ください。


実際のオフィスで分かった、サウンドマスキングの感じ方の違い



サウンドマスキングデメリットの検証結果

ここまで紹介したように、サウンドマスキングは利用する場所や目的によって、効果の感じ方に差が出ることがあります。導入前のチェックだけでなく、実際のオフィスでどのように受け止められたのかを確認することも、適性を判断する材料のひとつです。そこで、神山聴景事務所が開発した「KESHIKI soundmasking」を実際のオフィスで使用した検証結果から、評価の出方が異なる2つのケースを紹介します。


◼︎【サウンドマスキング活用例①】会議スペース・テレワークでの活用


【課題】

・会議中のコミュニケーション活性化

・テレワーク時の集中力向上


【導入内容】

・会議スペースとテレワーク時でKESHIKIを活用

・市販スピーカーを使用


【検証結果】

利用者からは「状況や気分に応じて楽曲を選べるため、テレワーク時の集中力向上を感じました」というコメントが寄せられ、継続利用の意向も確認できました。この事例では、利用環境に対する評価と比べて、総合的な満足度が高い結果となりました。導入効果を判断する際は、空間の変化だけでなく、実際の業務でどのように活用できたかを見ることも重要です。


◼︎【サウンドマスキング活用例②】コミュニケーションエリアでの活用


【課題】

・コミュニケーション活性化のために設けたスペースが十分に活用されていない


【導入内容】

・コミュニケーションエリアにKESHIKIを試験導入

・市販スピーカーを使用


【検証結果】

利用者からは「音に対するネガティブな反響はなく、継続利用すればさらに良くなるポテンシャルを感じました」というコメントが得られ、継続利用の意向も確認できました。

一方で、利用環境の変化や満足度については、ほかの検証事例ほど高い評価ではありませんでした。導入直後から明確な変化を感じるとは限らないことも踏まえ、音源や運用方法を調整しながら、自社の環境に合うかを見極めることが大切です。


サウンドマスキングのデメリットに関するFAQ



サウンドマスキングデメリットのFAQ

最後に、導入検討時に気になりやすい疑問を3つ紹介します。


◼︎Q1.サウンドマスキングはうるさくありませんか?


A. 音量や音質が環境に合っていなければ、うるさいと感じることがあります。必要以上に音量を上げず、実際の利用環境で確認しながら調整しましょう。


◼︎Q2.導入しても効果を感じられないことはありますか?


A. あります。対象エリアやスピーカー位置、音量などが合っていない場合だけでなく、そもそもの課題が遮音や反響にある場合もあります。まずは「何の音を改善したいのか」を確認しましょう。


◼︎Q3.会話を完全に聞こえなくすることはできますか?


A. 高い機密性が必要な場合は、サウンドマスキングだけに頼らず、壁やドアなどの遮音対策も含めて検討する必要があります。


まとめ|デメリットを理解して自社に合ったサウンドマスキングを選ぶ



神山聴景事務所のサウンドマスキングアプリ「KESHIKI soundmasking」

サウンドマスキングには、


  • 完全な遮音には向かない

  • 設定によっては音が負担になる

  • 空間によって効果に差が出る


といったデメリットがあります。


一方、改善する場所を明確にし、実際の環境で音量や設置位置を調整することで避けやすい問題もあります。高い遮音性能や反響対策が必要な場合は、別の音環境改善手法との組み合わせも検討しましょう。


神山聴景事務所が提供する「KESHIKI soundmasking」は、市販のスピーカーと専用アプリで利用できる、工事不要のオフィス向けサウンドマスキングサービスです。執務エリア、打ち合わせスペース、リフレッシュエリアなど、空間の用途や利用状況に合わせて音環境を整えられます。


【KESHIKIがオフィスにもたらすメリット】

①集中しやすい環境づくり

②プライバシー空間の保護

③静かすぎる空間のストレス軽減

④打ち合わせスペースなどの利用しやすさ向上


オフィスの音環境に課題を感じている方は、音環境改善の選択肢として、ぜひ一度KESHIKIをご検討ください。以下より資料ダウンロードと2週間のトライアルが可能です。




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